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東京カウンセリングマインド

ニュースレター第1号

こんにちは、渡辺宏幸です。
このたび、ニュースレターを発行することにしました。
日頃、クライアントの皆様にお会いしたり、本を読んでいたりすると、
「あ、いい話を聞いたな」とか「これは勉強になったな」と思うことがあります。
そういった情報や考えは独り占めにするのはもったいないので、その後お会いした方にはお伝えするようにはしています。
が、どうしても限られた方にしか伝わらない。前からこの状況をどうにかしたいな、と思っておりました。
そんなときにニュースレターを出している方のお話を聞き、なるほど、紙に書いて配ってしまえばいいのだと気がつかされました。

このニュースレターでは、私が聞いたお話や体験した中で教わったこと・気づいたこと・いいなと思ったことをお伝えしていきます。
「お伝えする」とは言ったものの、一方的な講話や訓辞みたいなものにするのは私の本意ではありませんので、
お読みになったご意見・ご感想を聞かせていただけると嬉しいです。お待ちしております。

★ 天城いのしし村で思ったこと
 12月の20・21日で高校時代の旧友2人と伊豆半島にドライブに出かけてきました。
大寒波が襲来していたそうで、晴れてはいたものの北風が強く、とにかく寒い日でした。
 修善寺から天城トンネルに向かう途中に「いのしし村」というのがあり、イノシシがレースをするので行ってみようということになってお昼過ぎに着きました。
ところがイノシシレースはやっていないとのこと。
その代わりにイノシシショーがすぐに始まるというので、友人達と見に行きました。
 出てきたイノシシは3頭。
皆よく調教されていて、3頭それぞれ芸達者です。
平均台を渡るのに、2回目までは前足だけ平均台に置いて後ろ足は地面を歩いているのに最後はちゃんと4つ足で渡ったりといったように、
きちんと振りとオチがあってネタとしてもかなり完成度が高かったと思います。
イノシシといえば、猪突猛進というイメージであまり頭が良くないように思っていましたが、調教の苦労が忍ばれました。
 ところが、芸は達者なのですが、見ていて今ひとつ楽しくないんですよ。
その理由は、調教師の若い男性が、イノシシとばかり話をしていて客席の我々には何ひとつ話しかけないこと。
こっちに視線をくれずに3頭のイノシシのことばかり見ている。
1人+3頭の世界ができあがっていて、寒風吹きすさぶ屋外で、たった数メートル離れたところでやっているショーが遠いところの出来事のような印象を受けました。
 結局彼が我々客とのコンタクトをしたのはたった1回。
すべての芸が終了し、イノシシを小屋に帰してからこちらを向いて一言「ありがとうございました」と言って頭を下げた。それだけでした。
「なんだよ、俺たち置いてけぼりかよ」なんて友人達と言い合いながらおみやげ物屋で温かいスープ飲んでいるときにふと思いました。
 「自分も同じことしてることがあるんじゃないか」と。
 自分が読んでみて、これは良いと思う本をお薦めすることがあります。
「絶対におすすめ」と思った場合は何冊か買い込んでお貸ししたり、差し上げたこともあります。
紹介する時は、本の内容や、自分がいいと思った所などをお話しするのですが、今思えばクライアイントの反応は今ひとつだったような気がします。
差し上げようと思っていた本がすぐに返ってきたり、感想をお聞きしても「うん、良かったよ」の一言だったり、と。
そんな時、私は少しがっかりしながら「この人は忙しくてなかなか本を読む時間がないんだろうな」と思うことにしていました。
 私は間違っていました。
 その人の興味を引く内容の物ならまだしも、自分がよいと思っただけで誰彼となく薦めていた物は単なる押しつけになっていました。
 調教師の彼はただ見せていただけですが、私の場合は面と向かって押しつけていたのですからたちが悪い。
ここまで考えが及んで、貸した本を返してくれたときに見せたあるクライアントの当惑したような表情が蘇ってきました。
 この冬一番の寒さが身にしみた一日でした。

★ 私のお薦め本
 寒さが身にしみましたが、本をお薦めするのを止めたわけではありません。
 面と向かって押しつけるのは(笑)止めましたが、良いと思った物はここで紹介していきます。
「社長!それは「法律」問題です-知らないではすまないビジネスのルール」
中山茂・秋山進 著  日本経済新聞社  ¥1,500
ビジネスに関わる法律問題を、対話形式で論じています。読みやすいです。
法人とは何か、と言う原理的なことからリスクマネジメント、コンプライアンス等今どきの話題まで結構幅広く取り上げられています。
特に読んでいただきたいのはリスクマネジメントの部分。
一見大企業向けに書かれているようにも見えますが、自分の会社に置き換えて読んでいただければ、
現在いかに多くのリスクに直面しているかご理解いただけると思います。
まずはこのリスクマネジメントの部分だけでも立ち読みしてみてください。

★ 終わりに
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
このニュースレター、毎月発行を予定しております。
ご意見、ご感想、ダメ出し、何でもお待ちしております。


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